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フォーレのレクイエム 

フォーレ(Gabriel Urbain Fauré,1845年5月12日 - 1924年11月4日)はフランスの作曲家です。
フォーレの音楽は、大袈裟な表現を用いずに美しく歌い上げる点が特徴です。

48番目の作品である「レクイエム」は1887年に作曲されています。

相次いだ両親の死をきっかけに作曲されたと言われていますが、フォーレ自身が
「私のレクイエムは、特定の人物や事柄を意識して書かれたものではありません。
敢えて言うならば、楽しみのためでしょうか…。」
と手紙に書いており、心の癒しとしてレクイエムを作曲したという
側面が大きいとも言われています。

「レクイエム」とはラテン語で「安息を」という意味の言葉で、
死者のためのミサまたは死者を追悼する音楽の通称としても広く用いられます。

レクイエムは一般的に死者のための儀式(ミサ)用の文章
(典礼文。仏教だとお経が近いのでしょうか・・)に音楽をつけて作られます。

たくさんの作曲家が「レクイエム」を作曲しています。

その中でも、モーツァルトやヴェルディのものはフォーレのレクイエムとともに
三大レクイエムと呼ばれることが多くあります。

作曲家それぞれで、用いてる文が少しずつ違っていたり、
同じ歌詞にまったく違う音楽がついていたりするので、
聴き比べるてみるのも面白いでしょう。

モーツアルトのレクイエムがとても感動的で
一種の緊張感を伴って聴き手の心にせまってきますが、
このフォーレのレクイエムはそのような緊張感ではなく、
天国的な穏やかな美しさで感動をさそいます。




■第一曲「レクイエム」(入祭文)と「キリエ」(主よ憐れみたまえ)
管弦楽(オーケストラ)が荘重で深々とした響きで曲を開始すると、
四部合唱が静かにレクイエムを歌い始めます。
表情豊かに繰り返しながら盛り上がり、美しいキリエに入ってゆきます。

Requiem aeternam dona eis, Domine,
永遠の安息を彼らに与えてください、主よ。
et lux perpetua luceat eis.
そして絶えざる光が彼らの上を照らしますように。
Te decet hymnus, Deus, in Sion,
あなたに、神よ、シオンで賛美を捧げます。
et tibi reddetur votum in Jerusalem.
エルサレムでは、あなたに献げ物を捧げます。
Exaudi orationem meam,
どうか聞き入れてください、私の祈りを。
ad te omnis caro veniet.
あなたのもとへ、全ての肉は至るでしょう。
Kyrie eleison.
主よ、憐れんでください。
Christe eleison.
キリストよ、憐れんでください。

■第二曲「オッフェルトリウム」(奉献文)
オルガンと弦の前奏のあと「おお主イエスキリスト」と歌い始めます。
中間部はバリトン独唱で柔らかな祈りが歌われ、
最後は合唱で最初の部分が再現され「アーメン」で閉じられます。

O Domine Jesu Christe, Rex gloriae,
主イエス・キリスト、栄光の王よ
libera animas defunctorum
死者の魂を
de poenis inferni,
地獄の罰より救い出し、
et de profundo lacu.
深い淵から救って下さい。
O Domine Jesu Christe, Rex gloriae,
主イエス・キリスト、栄光の王よ
libera eas de pre leonis,
彼らの魂を獅子の口から解き放ち、
ne absorbeat eas tartarus,
冥府がその魂を飲み込むことなく
ne cadant in obscrum.
その魂が闇に陥ることのないようにしてください。
Hostias et preces tibi, Domine,
いけにえと祈りとを、主よ。
laudis offerimus.
賛美のうちに、私たちは捧げます。
Tu suscipe pro animabus illis,
彼らの魂のために、それを受け入れてください。
quarum hodie memoriam facimus
今日私たちの記念する、その魂のために。
Fac eas Domine,
彼らの魂を、主よ。
de morte transire ad vitam,
死から生へと移してください。
quam olom Abrahae promisisti,
主がかつてアブラハムに約束し、
et semini ejus.
そして彼の子孫にも約束した、その生へと。
Amen.
アーメン。

■第三曲「サンクトゥス」(聖なるかな)
オルガンの音に乗ってビオラとハープが響きを作り上げ、
合唱が旋律を確かめ合うように歌い上げてゆきます。
まさに天国的な美しさにあふれています。

途中一度高揚して少し緊張しますが、
すぐにまたピアニシモになって静かに収まって終わります。
このレクイエムの中で一つの頂点をなす、すばらしく美しい曲です。

Sanctus, Sanctus, Sanctus
聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな
Dominus Deus Sabaoth.
万軍の神である主。
Pleni sunt coeli et terra gloria tua.
天と地は、主の栄光に満ち溢れる。
Hosanna in sxcelsis.
いと高きところにはホザンナ。

■第四曲「ピエ・イエズ」(ああイエスよ)
ソプラノ独唱が死者の安息を祈る素朴で敬虔な祈りの曲です。
心に沁み入るような深い感動があります。

Pie Jesu, Domine,
いつくしみ深き主、イエスよ、
dona eis requiem,
彼らに安息を与えてください。
sempiternam requiem.
永遠の安息を与えてください。

■第五曲「アニュス・ディ」(神の子羊)
弦楽器が流れるような旋律を歌い、男声の歌と弦楽器が絡み合うように進んでゆきます。
美しい旋律は流れるようで曲は前へ前へと推し進められるように進んでゆき、
最後は第一曲冒頭のレクイエムが再現されます。

第三曲の「サンクトゥス」とならんでこのレクイエムの頂点をなす印象的な曲です。

Agnus Dei, qui tollis peccata mundi,
神の子羊、世の罪を除いて下さる主よ、
dona eis requiem.
彼らに安息を与えてください。
Agnus Dei, qui tollis peccata mundi,
神の子羊、世の罪を除いて下さる主よ、
dona eis requiem, sempiternam requiem.
彼らに永遠の安息を与えてください。
Lux aeterna luceat eis, Domine,
永遠の光が、主よ、彼らの上を照らしますように。
cum sanctis tuis in aeternum,
あなたの聖徒たちとともに永遠にあらしめてください。
quia pius es.
主は慈しみ深い方でいらっしゃいますので。
Requiem aeternam dona eis, Domine.
永遠の安息を彼らに与えてください、主よ。
et lux perpetua luceat eis.
そして絶えざる光が彼らの上を照らしますように。

■第六曲「リベラメ」(われを許したまえ)
オルガンと低弦から始まり。そしてバリトンの独唱が「われを許したまえ」と
死者の罪が許されることを切々と祈ります。
歌が合唱に移って 盛り上がりをみせますがあまり感情的にはなりません。
このあたりはフォーレの節度ある感性を感じさせます。
最後はバリトン独唱と合唱が静かに歌い収めます。

Libera me, Domine de morte aeterna
私を解放してください、主よ、永遠の死から。
in die illa tremenda,
その恐ろしい日、
quando coeli movendi sunt et terra,
天と地が震え動くその時、
dum veneris judicare
主が来られて
saeculum per ignem.
この世を火をもって裁かれるとき。
Tremens factus sum ego, et timeo,
私は恐れ、そしておののきます。
dum discunssio venerit, atque venetura irae.
来るべき裁きの時、来るべき怒りの時。
Dies illa, dies irae,
その日こそ、怒りの日。
calamitatis et miseriae,
災いの日、不幸の日。
dies illa, sies magna et amara valde.
大いなる嘆きの日。
Requiem aeternam dona eis, Domine,
永遠の安息を彼らに与えてください、主よ。
t lux perpetua luceat eis.
そして絶えざる光が彼らの上を照らしますように。

■第七曲「イン・パラディズム」(楽園にて)
この曲は死者の霊の安息を祈った曲です。
オルガンはまさに天国的な安らぎをその分散和音であらわしています。
旋律が心に沁み入るように感動的で美しいメロディです。

この世のものとは思えないような美しさで
最後は「永遠の安息を得ん」という言葉で全曲を終わります。

In paradisum deducant te Angeli;
天国に、天使たちがあなたを導いてくださいますように。
in tuo adventu
あなたがそこへ着くとき
suscipiant te martyres,
あなたを殉教者たちが出迎えて
et perducant te
そしてあなたを連れて
in civitatem sanctam Jerusalem.
聖なる都エルサレムの中へと導いてくださいますように。
Chorus Angelorum te suscipiant,
天使の群れがあなたを出迎え
et cum Lazaro quondam paupere,
かつて貧しかったラザロとともに
aeternam habeas requiem.
あなたも永遠の安息を得ることができますように。




学生時代にこの曲と出会い、アニュス・ディをエレクトーンで演奏しました。
出来はどうあれ、演奏を録音しておかなかったことを悔やんでいます。
(本当はサンクトゥスが第一候補でしたが、
エレクトーンで表現するのが難しそうだったので断念・・)

いつか自分でも歌ってみたいと思っていた曲です。
また、自分は無宗教ですがこの世を去るときには
この曲でお別れしたいとも思わせる1曲です。

 
[ 2010/05/16 19:26 ] play music | TB(0) | CM(0)
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